ぶどう農家の独り言☆山梨といったら葡萄でしょ☆



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種無し巨峰の房作り

房作り前の巨峰の様子
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5月24日の夕方の降雨により発生した雹害で、房や新梢の一部に傷や折れが生じ収穫量の減少が懸念されます。今のところはさほど大きな被害はなさそうですが、収穫するまでははっきり分からないのでとりあえずできることとして不定期の農薬散布を行いました。
使用薬剤は、アリエッティ水和剤800倍加用スイッチ顆粒水和剤2000倍を使用しました。

アクシデントにより作業が増えてしまいましたが話を元に戻します。
種無し巨峰の房作りは、房の先端を使います。先端を軽くつまみ、そこから約4cmを残しあとはすべて切り落としていきます。このときに、あまり樹勢の弱い枝を使うと色のまわりが悪くなったりしますので、できれば長さ80cm以上(開花直前)の枝の房を使用することが望ましいです。

房作り後の巨峰
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4cmで房を作るように書きましたが、大きく作りすぎると玉張りが悪くなりますので注意しましょう。(小さいと当然出来上がりの房も小さくなってしまいます)
以上は種無し栽培の場合の作り方ですが、種あり栽培の場合は房作りの形が変わります。
種ありの場合は、先端を3〜5cm切り詰め、7〜8cmの大きさに成形します。種無しより大きく作りますが、これは年により種が入りにくくなるため、大きめに房を作っておいて摘粒のときに房の大きさを揃える方法をとるためです。
また、ぶどうの種類によっても房の作りかたが違いますので、参考にいくつか掲載しておきます。

種無し巨峰
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サニールージュ
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キングデラ
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甲斐美麗
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posted by てぬぐい王子 at 21:23 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | ぶどうの房作り

デラウェアのジベレリン処理

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最近ではごく普通に出回っている種無しぶどうですが、ぶどうを種無し化するためにはジベレリン処理(ジベ処理)をしなければなりません。ジベの濃度は品種によって異なりますが、今回はデラウェアのジベ処理なので100ppmの濃度で行います。

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上の写真の右側がジベレリンになります。今回使用する薬は、錠剤になっており、ジベレリン処理液は水2Lを基本に錠剤1粒で12.5ppmの濃度になりますので、8粒を使用します(1ビンに8粒入っているので、100ppmの場合は1ビンちょうどの使用になります)
左側の薬はフルメットといい、通常は果粒肥大や、花ぶるい防止に使いますが、デラウェアの場合はジベレリンの処理幅拡大のために使用します。

房の状態1(ジベ処理には時期が少し早めの房)
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黄色のラインで示しているとおり、房の肩の部分がまだ上がりきっていません。この肩の部分がもっと上がり下の写真のように軸に対して直角に近くなった頃がジベ処理の適期になります。

房の状態2(ほぼジベ処理の適期の房)
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この写真のような状態になるとほぼジベ処理の適期になりますが、すべての房が均一に生育するわけではないので、先ほど簡単に説明したフルメットを使用してジベ処理に適した期間を拡大させるわけです。
ちなみに、フルメットを使用する場合、時期的に少し早めにジベ処理したほうが房自体が伸び、摘粒の手間が若干軽減しますので試してみてください。
posted by てぬぐい王子 at 21:56 | ☔ | Comment(1) | TrackBack(0) | ジベ処理

新梢の誘引

誘引前の棚の様子
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誘引前の結果母枝の様子
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棚下から見た誘引前の新梢の様子
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赤線で示した枝が結果母枝で、そこから伸びた新梢を黄線で示してあります。ご覧のとおり、自然に伸びた状態では上方向に真っ直ぐのびているのがお分かりだと思います。この新梢を棚面に固定する作業を行うわけですが、使用する器具として主に、テープナー、誘引テープ、バインド線などがありますが、我が家では作業効率を考えテープナーを使用しています。

誘引後の新梢の様子
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先ほどの写真と比べるとよく分かると思いますが、新梢は無造作に固定しているるわけではなく、先端のほうから広がりをもたせるような感じで結果母枝の根元に近い方ほど強く返すように誘引します。これは、根元にちかい枝ほど養分が廻りやすく強い枝になりやすいためで、強く返すことにより枝が強くなるのを防ぐためです。
基本的には上記のとおりですが、枝が込み合っている場所はなかなか思うようにいかない場合がありますが、空間をうまく利用し、時には結果母枝ごと移動して誘引を行うようにして、バランスよく棚面を使用するようにしましょう。
posted by てぬぐい王子 at 13:08 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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