ぶどう農家の独り言☆山梨といったら葡萄でしょ☆



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甲斐路の摘粒、袋かけ

甲斐路
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今回は甲斐路の摘粒と袋かけを行います。
甲斐路は、元々はネオマスカットから交配されて作られた品種ですが、欧州系の特徴でもある病気に非常に弱い品種ですので、栽培上の注意点がほかの品種に比べて多くなります。細かな部分はここでは省きますが、今回は摘粒作業を行う上での注意点を記します。

巨峰、ピオーネの摘粒では脱粒性(粒の落ちやすさ)の問題から隙間をなくし、粒同士が押し合うような形で全体を固定するように成形しますが、甲斐路では脱粒の問題がほとんどないのでその点では隙間はあまり考えなくても大丈夫です。しかし、病気に弱い性質から腐れがでやすく、またその腐れが廻りの粒に感染しやすいので腐れの出た粒はできるだけ早めに取り除きたいため、あまり密着した房にしてしまうと都合が悪くなるのでややゆとりをもった摘粒が必要になります。

摘粒前                                        摘粒後
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まず最初に、摘粒前の写真の赤丸の部分を落とし房の大きさを決めます。房の大きさが決まったら内側に入り込んでしまいそうな粒を重点的に落としていきます。この時に、あまり房を密着させないように隙間に十分余裕をもって摘粒します。この写真の房で500gほどの大きさになると思いますが、700〜800gくらいの大きさにしても問題ありません。
(粒数×12g)の計算でおおよその大きさが分かると思います。

袋かけ
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甲斐路は、収穫時には着色促進のために透明のカサにかけかえますが、病気に弱いためできるだけ雨に濡らしたくないので最初は袋をかけたほうが安全です。
房の大きさにより袋のサイズも変更しますが、今回は500gほどの大きさに仕上げましたので19サイズの袋を使用しました。

余談ですが・・・

珍しい写真が撮れましたので
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この鳥分かりますか?

キジです。

普段はすぐ逃げてしまうためなかなか写真が撮れないのですが、珍しく近くまで寄ってきたので収めることができました。
ちなみに、色鮮やかなほうがオスで茶色がメスです。
posted by てぬぐい王子 at 22:07 | ☁ | Comment(1) | TrackBack(0) | ぶどうの摘粒

ウィンクの摘粒、袋かけ

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ウィンクというぶどうは、まだ世間一般にはそれほど知られていないぶどうですので、見たことがない人も多いと思います。元は甲斐路系のぶどうで、粒の形は少し甲斐路に似ていますが食感は甲斐路より堅く締まり、味はぶどうというよりすももに近い味で少し変わった印象のあるぶどうです。

摘粒作業
このウィンクというぶどうは、花ぶるいが極めて少なく着粒が非常に良いので摘粒作業は巨峰等に比べて少し時間がかかります。
基本的には上向き果、下向き果、極端に内側を向いた粒を優先的に落とします。

摘粒前                                     摘粒後
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巨峰、ピオーネの摘粒でも述べましたが、房の一番上にあたる果硬は房に隙間ができないように上向き果を数粒残すようにします。房の大きさは、着色のいいぶどうなので少し大きめに作っても問題ありません。(極端なことを言うと、1kg以上になっても色はまわりますが、少し着色が遅れます)
我が家では50粒前後を目標に摘粒を行います。

袋かけ
摘粒作業が終わった房から順次袋かけを行います。これは、病気や害虫の被害を防ぐためにできるだけ早く行いたい作業になります。
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使用する袋は、通常の「19」ではなくやや大きめの「20」を使用します。
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これは、房の大きさにより袋の大きさも変更しますが、ウィンク以外に藤稔、甲斐路等の大房のぶどうで「20」を使用します。ただし、金額が1.5倍ほどしますのでコストも考えたほうがいいかもしれませんね。
posted by てぬぐい王子 at 19:25 | ☁ | Comment(1) | TrackBack(0) | ぶどうの摘粒
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